2016.6.5

スピード復旧成功しました★★★★★

成功事例20 赤ランプ点灯のBuffalo製TeraStationからデータ復旧に成功！

お客様からの症状

昨日まで何の問題もなく使えていたBuffalo製TeraStation(TS-2.0TGL/R5)が朝来たらアクセスできなくなってしまっており、本体を見たところ1番、4番HDDに赤いランプが点灯していました。以前もたまに1番HDDが赤くなっていることがあったため、調子が悪いだけかと思い電源を入れ直しましたが状況が変わりません。それどころか最終的に全台で赤いランプが点いてしまいました。業務上の全データが入っている機器のためこれは非常事態だということで御社に問い合わせたところ、すぐに来て対応していただけるとのことでしたのでお願いしました。

診断内容

今回はとにかくスピード重視で一刻も早く復旧をご希望でしたので現地にて診断、復旧作業を行いました。まずお持込みした診断機材によりBuffalo製TeraStation(TS-2.0TGL/R5)内蔵HDD4台全てを解析したところ、1番、4番HDDにて物理障害を確認しました。ハードディスクの読み取り部品(ヘッド)に異常が出ており、正常にデータがお見出せない状態でした。しかし幸い重度の障害にまでは至らず分解作業までは不要だったため、専門機材によりヘッドが正常なHDDに1番、4番HDDの磁気情報を転写してクローンHDDを作成しました。そうして作成したクローンHDD2台と2番、3番HDDを組み合わせてRAIDを再構築することによりデータの復旧を試みました。

復旧結果

Buffalo製TeraStation(TS-2.0TGL/R5)から90%以上のデータ復旧に成功。

専門スタッフの対応・コメント

ほぼ100%に近い磁気情報をクローンHDDに転写することに成功し、残りの2台と組み合わせてRAID情報を解析することで元通りのフォルダ構成でデータの復旧に成功しました。お客様に復旧データをその場でご確認いただき、間違いないということで即日で納品することができました。大変ご満足いただくことができ、「ありがとう、助かった」とのお言葉をいただくことができました。今回2台ものHDDで異常が出てしまった原因としては、恐らく元々1番HDDに何か異常が発生しており、その状態で運用したため障害が4番HDDにも波及した可能性が高いです。RAID5という構成は1台HDDが壊れたとしても運用でき、HDDを交換すれば半永久的に使うことが出来るため安心しがちですが、障害に気が付かなかったり一歩間違うと一瞬でデータを失う危険性もあります。この様な自体が起こらぬ様、定期的なメンテナンス・HDD交換をおすすめいたします。

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